作業手順書の作成・事例編-1(サンプル編)


 フリーWebカレッジ 組織運営学科 コース000032  担当講師:蒔苗昌彦 eラーニング 通信教育  作業手順書の書き方


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はじめに「当コースにて示す作業手順書の事例とは?

当コースは、組織運営学科のコース000030「職務分掌マニュアルのあり方・作り方・使い方」を補足するためのコースの一つ。職務分掌マニュアルの主要構成要素※1となる「作業手順書」の形式について、具体的なイメ-ジがつきやすいように、作業手順書の事例(サンプル)を示すことが目的である。つまり、職務分掌マニュアルという情報媒体について理解を深めるための補足資料となる。

【注】実際の事例・サンプルが掲載されるのは、当コースのパート2セクション3以降の右欄をクリックした先です。それまでは解説の記述となり、事例・サンプルは提示されません。

コース000030にて定義したように、「職務」は複数の「作業」によって構成され、「作業」とは一連の行動や動作によって成り立つ小単位の仕事とする。そして、身体を動かす行動・動作のみならず、検討したり・判断したり・企画したりする等の思考の作用であっても「作業」として扱う。※2

そして、「作業手順書」とは、作業が成り立つための「一連の行動や動作」を時系列で箇条書きにて言い表したチェックリスト形式の文書とする。

この決め事を前提とすれば、職務を構成するあらゆる仕事について「作業手順書」を作成することが可能、という理屈になる。しかし、実際には、コース000030で何度も強調したように、組織が作業の方法をあらかじめ規定する場合は必ず作業手順書を作成しなければならないが、そうでない作業に関しては、組織に必ずしも作成の義務はない。(詳しくはコース000030パート2セクション7・8・9参照)

こうした条件設定のコース000030「職務分掌マニュアルのあり方・作り方・使い方」を補足する当コースであるゆえ、事例(サンプル)として示す作業手順書は、組織が作業の方法をあらかじめ規定する場合に的を絞ることとする。つまり、(コース000030で言うところの)「参考手順書」ではなく「規定手順書」に限る。

本来は様々な作業手順書の事例(サンプル)を紹介したいのだが、当コース立ち上げのためだけに多くの時間を割り当てることができないので、まずは、火災対応手順書の事例(サンプル)を一番に取り上げる。(いわゆる火災対応マニュアル)

火災は、人間ならば誰もが、自らの身に降りかかることを恐れ・避けようとする深刻な災害であり、かつ、遭遇する可能性がある災害だと思う。結果的に死んだり重傷を負ったりすれば、どのような災害であっても悲惨だから深刻度を比較するつもりはない。が、少なくとも私は火災で逃げ惑う人の姿をテレビ報道で目にした経験や、一般住居の火災現場を直接目撃した経験があり、それがどれだけ恐ろしいものか、脳裏に焼き付いている。それゆえ、私は、作業手順書の事例(サンプル)の一番に、大規模屋内集客施設の火災対応手順書を取り上げることにした。

ちなみに、火災対応以外の作業手順書事例(サンプル)については、当コースとは別途、実際の企業や団体等の導入事例を、導入先との合意に基づき、マニュアル公開プロジェクトとしてフリーWebカレッジサイトにて紹介する取り組みを開始したので、そちらをご覧ください。

現在は、社会福祉法人永寿荘が運営する特別養護老人ホーム「扇の森」の介護職務のマニュアル公開プロジェクトが進んでおり、順次、作業手順書の実例、および、作業手順を映像化した作業手順スライドをご覧頂くことができます。

なお、当コースの趣旨を取り違えないために、コース000030「職務分掌マニュアルのあり方・作り方・使い方」を、先に必ず受講して下さい

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作業手順書の書き方

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《目次》サイトマップ

●はじめに「当コースにて示す作業手順書の事例とは」
●事例(サンプル)その1・火災対応手順書・大規模屋内集客施設編」
 セクション1「手順書の事例(サンプル)作成にあたっての諸想定」
 1-1「火災を想定した場所」
 1-2「事例(サンプル)が『火災予防』ではなく『火災対応』である理由」
 1-3「事例(サンプル)の対象者想定」
 1-4「どこの施設を事例(サンプル)としているのか」
 
セクション2「大規模屋内集客施設における火災対応のポイント」(火災対応マニュアル
 2-1「とにかく人命救出を全職員の義務とし、物品の搬出は義務としない」
 2-2「あらかじめ定めた職務ごとの対応のみならず、
              火災発生時点の偶然の立場も考慮した手順を定める」
 2-3「火災規模に関わらず発見したら一番に消防署への通報を行うこととする」
 2-4「物品にこだわらずに済むよう十分な保険加入やその他措置を講じておく」
 2-5「火災に関する教育を頻繁に行う」
セクション3「火災対応手順書事例(サンプル)-1・火災発見者」火災対応マニュアル
 3-1「簡素にすべき火災発見者の手順/その理由」
 3-2「火災発見者の手順のポイント」
 3-3「初期消火についての考え方」
 3-4「施設の外に出た後の行動についての考え方」
セクション4「火災対応手順書事例(サンプル)-2・避難誘導者」火災対応マニュアル
 4-1「避難誘導者の手順のポイント」
 4-2「非常放送の位置づけと避難誘導者の判断」
セクション5「火災対応手順書事例(サンプル)-3・施設総責任者」火災対応マニュアル
 5-1「施設総責任者の手順のポイント」
 5-2「補佐をつけることの重要性」
 5-3「避難集合場所の選定」
 5-4「消防署との連携」
セクション6「火災対応手順書事例(サンプル)-4・エリア責任者」火災対応マニュアル
 6-1「エリア責任者の手順のポイント」
 6-2「最終確認の義務」
セクション7「火災対応手順書事例(サンプル)-5/6/7・警備隊」火災対応マニュアル
セクション8「おわりに」

※1:
「職務分掌マニュアルの主要構成要素は作業手順書」とする以上、作業手順書以外の情報も掲載されているのが職務分掌マニュアルということになる。概念関係で表せば、職務分掌マニュアル⊃作業手順書の従属関係としたわけだ。では、具体的に、作業手順書の他に、どのような情報が職務分掌マニュアルに掲載されるのか? それは、コース000030「職務分掌マニュアルのあり方・作り方・使い方」を参照のこと。
※2:
「作業」という言葉から「肉体作業」という言葉を連想する人もいることは承知している。が、他に適当な言葉が見当たらないので、一連の行動や動作によって成り立つ小単位の仕事はみな作業と呼ぶこととする。
作業手順書 介護職務における実例 pdf版 

作業手順スライド 介護職務における実例 動画

作業手順書の書き方
 
●制作・著作:蒔苗昌彦(担当講師)
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