人事制度の構築と運営の方法」(MM式チームワーク主義育成型人事制度) フリーWebカレッジ


フリーWebカレッジ 組織運営学科 コース000070「人事制度の構築と運営・運用の方法」 担当講師:蒔苗昌彦


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<パート3>

●セクション8「チャレンジシート」(MBO・目標管理制度の拡大版として)

当コースで言うところのチャレンジシートは、パート2セクション4にて説明した「仕事の構成」の内訳となる三要素、1「職務」と2「チャレンジ課題」、3「予定外の仕事」を記入する帳票である。期首に、上司と当人が、このシートを用いて、仕事の設定または確認を行う。

当シートは、MBO・目標管理制度の拡大版としての帳票である。なぜ拡大版なのかと言えば、目標管理の要素に、1.「(日常の)職務」と3「予定外の仕事(予期せぬ仕事)」を加えて、3大要素で構成されるシートとなるからである。つまり、目標管理(MBO)という要素も包含した総合的なシートとなる。

ちなみに、目標管理制度(MBO)は、本来、それ単独で運営しても当然の制度である。したがって、目標管理制度(MBO)を主体とした物の見方ができなくてはならない。

ついては、その物の見方を示すため、別途、ビデオ講座「目標管理のポイントと究極の効果」を公開してあるので、そちらのほうもご覧頂きたい。

さて、当人事制度では、まずは、あらかじめ定められた「職務」をちゃんとこなすことを重視する。「職務」には、組織内外で話題になるほど華々しい業績を上げることが可能なものもあれば、縁の下の力持ち的で地味に見えるものもある。が、組織運営・業務運営の上での役割分担として不可欠な職務である以上は、たとえ地味であっても業績は正当な評価を受けるべきである。だから当人事制度では、まずは、あらかじめ定められた「職務」をちゃんとこなすことを重視する。それゆえ、仕事の構成要素の一番として、位置づけた。

なお、「職務」の内訳(具体的な内容)は、「作業項目一覧表」によって確認をする。同表についての説明は、パート3セクション5「作業項目一覧表」をご覧下さい。

第二の要素「チャレンジ課題」は、通常の職務にアドオン(上乗せ)して行う挑戦的な課題のこと。

「いわゆる目標管理制度(MBO)」でいうところの「目標」と同様または類似するものとも言えなくない。しかし、よく考えてみれば、1の「職務」をちゃんとこなすことだって一種の目標とも言える。その職務の遂行にあたり何かの目標を設定するケースもあり得る。また、チャレンジシートの有無とは関係なく、能力開発の目標を立てる場合もあるだろう。

ともかく「目標」という言葉の意味は幅広い。当人事制度においては、その幅広さを活かし、あえて一般語のままとして扱うことにし、「目標」とは呼ばず「チャレンジ課題」と呼ぶ。

「チャレンジ課題」は、通常の職務にアドオン(上乗せ)して行う仕事である。そうである以上、通常の職務の内訳である「作業項目一覧表」の中に記載されている作業(小単位の仕事)をそのまま行うのではチャレンジ課題には該当しない。

たとえ「作業項目一覧表」の中に記載されている作業に関して行うにしても、その作業の改善の取り組み、しかもプロジェクト的に行うほどの規模で取り組む場合に、それは「チャレンジ課題」となる。

また、「作業項目一覧表」の中に記載されている作業に関わらなくとも、業務改善等や新業務の開発や構築等、プロジェクト的に行うほどの規模の課題に取り組む場合も、「チャレンジ課題」となる得る。

もしチャレンジシートの記入をする時期になっても、前述のような課題がない場合には、新たに課題を創り出す。たとえ現在問題(悪い意味での問題)が一切ないとしても、より一層良い状態にするための取り組みは何かしらあるはずだ。

ともかく、当人事制度が対象とするのは、管理職・監督者もしくはそれら候補者、もしくはそれらを目指す努力義務がある人たちだ。そのレベルにおいて、「チャレンジ課題」が一切見つからないはずはない。

シートの「チャレンジ課題」の欄への記入は、期首に行う。

第三の要素「予定外の仕事」は、正確には「予定外の特記すべき仕事」という意味である。

チャレンジシートの「予定外の仕事」の欄には、期首に設定または確認された職務とは別に、期中、急遽大きな問題や課題等が発生し、それに対処したような場合、記入をする。そうでない場合には、空欄のままとする。

記入の時期は、期末となる。

シートには、期末に自己評価を行い、評価記号をつける欄があるが、これ自体は考課帳票ではない。チャレンジシートは実務考課の判断材料となるものの、考課帳票は別紙となる。(セクション9「実務考課の帳票」に掲載)

なお、チャレンジシートの用い方については、セクション17「管理職用・人事制度運営マニュアル」、セクション18「チャレンジシート活用テキスト」に手順が記載される。

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目標管理制度 記入例s
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●制作・著作:蒔苗昌彦(担当講師)

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