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「寺と風呂屋と謎の観音」  フリーWebカレッジ  蒔苗昌彦


十六、掛け軸、謎の作者

「よう、こんどは血がついていないな」

 門前から洗い場へ向かって来る一人の男が、声を発した。強烈な斜光で左半身はハレーションを起こし、右半身は影でつぶれている。極度のコントラストだ。

 男は本堂の影に入り、コントラストは解消した。

「あ、ひょっとして、刑事さん? あん時の・・・」

「ほんとだぁ。刑事の島津さんだ」門前に背を向けて切り株に座っていた高橋さんも振り向き、間が抜けた声を出した。

「えっ? 高橋さん、あの人、知ってんの?」

「うん。うちへいらしたよ。高泉さんと一緒に魚釣りをしたかどうか確認しに。事件のこと、それで知ったんだ」

「高橋さんのところまで調べに回ったのか! たかが魚の血で」高泉は憮然とした。

「あんたの話を裏づけるためだ。悪く思うな」七輪を囲んで座る二人の脇に立ち、刑事は言った。

「別に簡単な質問だったし、迷惑にはならなかったよ。まあ、島津さんの立場も分かってあげなさいな。それこそ論理的に割り切ってさあ」

「分かりました・・・ もう大丈夫ですよ」

 高泉は高橋さんへ笑顔を見せた。が、すかさず刑事を見上げてすごんだ。

「ピストル、隠し持ってるんじゃないだろうな」

「おまえがナイフを放したら、教えてやるさ」島津刑事もすかさず応じた。

 二人は、鋭い視線をかみ合わせながら黙した。産業道路を行きかう車両の轟音を除き、蟻も這い回るのを遠慮するほど、境内は静まりかえった。

「ぷはっ!」高橋さんはこらえきれず噴き出した。

「ひところの刑事ドラマじゃあるまいし。あははは!」高橋さんは切り株の上で腹を抱えた。

「これ、おみやげ。草加のお煎餅だよ」島津は炭酸カルシウムの白い袋を渡した。

「あんがとさん。刑事さんも座る? あ、でもイスがないなあ」高泉は境内を見回しながら言った。

「なあに。俺はこの雑誌でも敷くさ」島津は丸めて持っていた週刊誌を地面の上におき、どっかりあぐらをかいた。

「もう読み終わってんの?」

「少しだけね。ただで贈ってくれている雑誌だし。構わないさ」

「雑誌が とは、なかなかいいじゃない」

「一度取材を受けたことがある若い記者が、その後も贈ってくれるんだよ」

「ふむ。役得ってところかい、刑事さん」

「もう刑事とは呼ばんでくれ。辞めることにしたんだ」

「なに、嫌気でも差したの?」

「いいや。ただ、昔痛めた膝が、歳のせいか痛くてな。組織が期待するほど、仕事の量をこなせなくなってきたんだ。質にはまだ自信を持っているがね」

 そう言われてみれば、洗い場へ向かって来る際、島津は片足をかばうような歩き方をしていたことを、高泉は思い出した。

「じゃあ、一杯すすめたいところだが、やめておくか」

「構わん。頂こう。今は冬と違って季節がいいしな」

「こりゃ人数が増えて楽しいじゃない。ね、高泉さん?」笑い転げたせいですっかり酔いが回った高橋さんは底抜け陽気な声を出した。

「ところで、これは何の宴会かい?」島津は二人へ尋ねた。

 口の回転が速くなった高橋さんが質問を引き取り、研修企画の原案を、一気にプレゼンした。島津は、濁り酒をちびちびやりながら聞いた。

「ふーん。論理思考が未分野にも応用できるとはねえ」島津は信じたとも疑問視しているともつかぬ様子だった。

「いやそれが、島津さん。私も最初は知らなかったが、未分野に応用してこそ本領発揮なんですよ」高橋さんはさらに熱を入れて補足説明をした。

「ならば、高泉さんよ。場合によっちゃ、お相撲さんだけじゃなく、俺のほうも指導してもらおうかねえ」

「いいよ、どうせ暇だから。でも、刑事辞めちゃうのに、必要なの?」高泉は島津へ確認した。

「歳とはいえ、年金まで結構期間があるからね。もちろん退職金はあるが・・・ 多少ビジネスをしようと検討しているんだが、それに役立つかもしれないと思ったのさ」

「どんなビジネス?」

「調査会社ということになるが、実際には探偵のようなものさ」

「ということは、浮気の調査とかするの?」

「そういったことも請け負うことにはなろうが。他の探偵社でもやっていることだし、別の特色を出そうと思ってね」

「どんな特色?」

「こぶつの調査だよ」

「こぶつって、古物のこと? お宝とかの」

「ああ、その古物でもあるし、ゆえある物、故物とも言えなくもない」

「そういえば、たしか古物商は、昔から公安委員会に届け出していましたねえ。そうしたこともあってですか?」高橋さんが島津に訊いた。

「警察を離れる以上、盗品売買の捜査に直接関わることはできませんがね。だが、古物の取引がますます活発になってきましてね。おそらく取引高はうなぎ昇りでしょう」島津は高橋さんを向いて言った。

「なるほど。今思い出したが、『現代の競争過多の経済体制に疲れた人たちが、潜在的なノスタルジア意識によって古物に惹かれる』というような話を、公開セミナーで聞いたことがあった・・・」高橋さんは教育部長のキャリアならではの情報を口にした。

「そうかもしれませんね。いずれにしても、国内のみならず国際規模でも、古物取引が活性化しているから。海外も含め、古物関連の調査一切といった特色を出すことができれば、そこそこのビジネスになるんじゃないか。そう思っているんですよ」

「ということは、刑事さん。いや、島津さん。外国語の能力もあるんだね」高泉が訊いた。

「まあね。若いころ、国連の治安系組織に転職しようと思ったことがあってね。英語やフランス語を勉強したから。スペイン語も少しかじったっけな・・・ 」

「へえー、すごいなあ」高泉は口をぽっかり開けた。

「だが、古物の知識は、専門家の足元にも及ばない。これから勉強さ。ただ、息子が大学院で美術史と考古学が重なりあったような研究をしていてね。当面は、奴から教えてもらおうと思っているところだ。実務面でも少し手伝ってもらおうと思ってるけどね。アルバイトとして」どうやら自慢の息子らしく、島津は嬉しそうに話した。

「でも、息子さんにとってはなんだか危険なバイトになりそうじゃない? なんか水をさすようで悪いけどさあ」高泉は真顔で言った。

「いや、悪くなんてないよ。高泉さんが直感するように、古物の調査に深入りすれば、盗品情報の調査に踏み込まざるを得ない。だが、そのあたりは、俺自身のキャリアでカバーできるだろうし」

「なるほど。だからこそ、古物鑑定の専門家と差別化したビジネスが可能と予想しているわけですな」高橋さんが元・教育部長らしいまとめ方をした。

 

 ハゼの醤油焼きはとうになくなり、島津のおみやげ、草加煎餅をつまみに進んだ。さすが三人だと、つまみも酒もなくなるのが速い。

 昨晩の前後不覚は、飲みつけない濁り酒が原因と高泉は疑っていた。しかし、一升瓶がほぼ空になっても、自分のみならず、他の二人も前後不覚になっていない。きっと、昨晩は体調がすぐれなかったのだろう。高泉はそう判定を下した。

「おっ、もうこんな時間かあ。ワイフがそろそろ晩飯を作って待っているだろうから、帰ることにしますよ」

 ようやく夕焼けとなった空。それに気がつき、高橋さんは腰をあげた。

「じゃ、俺も帰るか。あ、少し痛いな。ちくしょう」島津は膝の痛みを訴えながらゆっくりと立ち上がった。

 二人を門前まで見送っていくことにした高泉も、立ち上がった。

「今日は来てくれてありがとさん。煎餅もね」高泉は島津へ礼を言った。

「ああ。完全に辞めたら、また来るさ」島津は高橋さんと足並みを揃えて帰りかけた。ところが、一歩踏み出してから、ふと立ち止まり、高泉を振り返った。

「おう、そういえば展示品。一つ、増えたね」

「ほう、さすがに刑事さん。しっかり観てるね」

「悪く思わんでくれよ」

「それが仕事だから・・・ でしょ?」高橋さんが笑いながら加え付けた。

「まあね。じゃ!」と言った。

「あっ、待ってくれ。ちょっとだけ時間くれないか?」高泉は島津を引き止めた。増えた展示品、つまり、掛け軸のことで「もしや・・・」と思ったのである。

 高泉にしては真剣な顔つき。高橋さんも関心がわき、島津と一緒に本堂内部へ入った。

「この印章、石掛夫と読めるだろ。だがな、このショーケースを作ってくれた人がネット検索した限りじゃ、そんな名前、見当たらないんだとさ」高泉は薄暗くなりかけた中で、掛け軸の左下を指差した。

「もっとも、英語圏の検索はまだだけど。いずれにしても変な名前じゃないか。だから偽名だと思うんだが、島津さん、なんか知らない?」

「聞いたことない名前だね。だが・・・」そう言って島津は背広のポケットから太いペンのような金属棒を取り出した。ショーケースへ近づけ両手で軽くひねった。マグライトだった。掛け軸に光が当たった。きっと、刑事の必帯七つ道具なのだろう。島津は右膝をかばいながらも前傾姿勢で、顔をショーケースぎりぎりまで近づけた。

「うむ。たぶん間違いない」島津は独り言のようにして言った。

「おっ、やっぱし名前、知ってるの?」

「いいや、名前じゃなくて。高泉さんは、これ、印章って言ったよね」島津は姿勢を戻して高泉に確認した。

「うん。あ、いや、正しくは、内装会社の加藤君からの情報だよ」

「どうやら、これは印章じゃないようだ。ガラス越しだから、断定しきれないがね」

「印章じゃないとすると?」

「印章のような図柄を手書きしたのかもしれん」

「ということは、本人は、少なくともこの観音図を描いた時点で、印鑑を持っていなかった。いや、そもそも印鑑を作っていなかったこともありうるな。待てよ、もしそうだとすれば、観音図を大量生産するような商業作家じゃなかった可能性が大きいということか・・・」高泉は腕組みしながら言った。

「あるいは、偽名による作品をこれきり残した、ということもな」島津は補足した。

「うん、それも言えている」高泉は同意した。

「だから、内装会社の人が検索しても見つからなかった・・・」

 ただでさえ不気味な本堂内部。高泉と島津の真剣な様子。妖しい観音図。これで酔いがさめた高橋さんも加わった。

「英語圏の検索はまだだけどね」高泉は繰り返した。

「かえって海外のほうが情報あるかもしれんよ。この手の陰鬱な美に関しては、特にな」

「いや、陰鬱どころじゃない! 優しい微笑みの中に、叫びが隠されているようだ! 絶望と恐怖が入り乱れた叫びが!」高橋さんは異様な饒舌でまくしたてた。

 どうしたんだろう? あの高橋さん。運河に釣り糸を垂れてのんびり話をする、あの高橋さん。初めて加藤君が観音図を見たとき同様に、心配せざるをえなかった。

 その時、、、

「こんにちは! お邪魔します!」

 と、田中工務店の加藤君の声がした。門前に着けたバンから降り、急ぎ足で向かってきたのだ。加藤君は面識のない二人には簡単な会釈で済ませ、さっそく高泉に向かって言った。

「英語のネット検索しましたけど、駄目でした」

「ありがとう。だけど、そのことだけで、今、来てくれたの?」

「ええ、このこともお伝えしたかったのですが、私の姉をご紹介しようと思いまして・・・」

「お姉さん?」

「ええ。姉は区の職員なんですが、最近、文化振興課に異動しまして。あの掛け軸や仏像の話をしたら、紹介してくれと言うのです。いいですか?」

「うん、別に構わないよ。で、いつ」

「実は、もうすぐこちらへ来ると思います。善は急げと言ってまして」

「何が善なのかな? ま、それは後の楽しみにして・・・」と言い、高泉は加藤君を本堂内部へ引き入れ、ショーケースから掛け軸を取り出してもらった。なにしろケースには、加藤君により電池式の防犯ブザーが仕掛けてられている。

「やはりそうだな」ガラス越しではなく直接掛け軸を観た島津は確信した。

「言われてみれば、たしかに圧がかかっていないように見えます。てっきり印鑑と思っていましたが・・・ 細い筆で書いたのでしょう」加藤君も同意した。

「ケースを外したついでに持ち帰って、作成の年代を調べてもらうことはできないものですかね」高橋さんが加藤君へ訊いた。

「アイソトープとかの調査のこと?」高泉は高橋さんを見た。

「内装会社にはアイソトープはありませんよ」加藤君は真面目に否定した。

「そんな必要はない。石掛夫というネーミングじゃあ、どんなにさかのぼっても明治時代だろうよ。それ以前ならば、もっと古風なネーミングをするさ」島津は言った。

「けばだった所、取ってもいいかい? 紙の繊維から何か分かるかもしれんのでな」

「別に構わないよ」

 高泉の許諾を得た島津は、観音が描かれた和紙のけばを、万能ナイフのハサミで切り取りながら、小さなビニール袋へ収めた。

「和紙は手製の可能性もあろうから、製造記録まで辿れるかどうか、分からんけどね」島津は小袋のファスナーを締めながら付け加えた。

 高橋さんは初めて直接見る刑事のそうした仕草に見入っていたが、ふと我にかえって腕時計をのぞき本堂を出た。島津も続いた。

 そこへ、門から女性が入ってきた。加藤君のお姉さんだった。毅然としていて、そうとう芯が強そうである。帰りがけの高橋さんと島津にも、加藤君は簡単ながら紹介した。

 彼女は本堂へ入り、薄暗い内部を見渡した。仏像。火炎大神。そして観音図へと、視線を移した。視線は観音図に釘付けとなった。

「お姉さん、掛け軸のことだけで来たの?」高泉にしては小さな声で加藤君へ耳打ちした。

「いいえ。坐像と立像に関心を持っていたのですが。指定文化財の候補にならないかと言って・・・」加藤君はそう言いながら、お姉さんの上腕を軽く突っついた。

 彼女は我にかえり言った。

「すみませんでした。約束なしで押しかけておきながら、気を囚われて。弟が言うように、お寺の所蔵品が文化財の候補になりうるか見学したくて、お伺いした次第です」

「でも、指定文化財とかになってしまうと、売却できなくってしまうんじゃないの?」高泉は迷惑そうに言った。

「ごめんさない。弟は指定文化財という言葉を使ったようですが、今考えているのは、区の推奨文化財です。推奨文化財はなんら法的な拘束はなく、売買についても所有者の自由です。逆に、所有期間中は、保管手当が毎月支給されます」

 売り払ってもいい上に手当てが出る。実に都合のいい制度だ。これに乗らない手はない。そう思った高泉は強い関心を持った。

「それはそれは。そうした制度があったとは、いやはや全く知りませんでしたねえー」高泉は言葉づかいが急に丁寧になり、揉み手まで始めた。

「ご存じでなくても当然です。つい先日、区議会を通過したばかりですから」

「ほう、なるほど」

「私は今、文化振興課に所属しているのですが・・・ 昔、予算が潤沢な時代に、文化施設を新設することに区は力を入れました。しかし、その後、こうしたやり方に対する反省の声が続き、『文化振興に文化伝承が含まれて当然』という考え方に移行してきたのです。そこで、手軽な策として、拘束性のない制度の設置となったのです」

「いやあ、それはなんとも素晴らしいことで」高泉の揉み手の度合いは強まり、身体はひどく猫背となり、あごも上がって上目づかいになった。

「まだ異動したてですが、この制度の普及が、私の職務になったのです」

「ほうほう。ちなみに、前任はどちらの部署さんで?」

「環境課でした」

「環境? 地球環境とか住環境のことですね。それはそれで大事なお仕事で。いやあー、加藤君。立派なお姉さんを持ったものだねえ」高泉は加藤君の肩をポンポン叩いた。生真面目な加藤君の顔が、少し赤らんだ。

「でも、環境問題とはジャンルが違うから、新しいお仕事もさぞ大変でしょう?」

「いいえ。学生の時、比較文化論を専攻しまして」

「あ、そうなんですか」

「文化という言葉の意味づけは色々ですが、とりあえずその言葉が付く事には何でも興味がありますので」

「それじゃあ、適職というわけですねえ」

「ええ」

「ところで、そのうー、あのうー、手当ては月額いかほどで」高泉は時代劇の商人よろしく満面の笑みで訊いた。

「あくまで申請が通っての話ですが・・・」

「はい、はい。その辺、じゅうぶん承知しております」

「一件、千円です」彼女はきっぱりと言った。

 がちょーん! 

 高泉はずっこけた。

(たったの千円。いったいどう使えばいいんだね。お手当てさまさま。ありがたいこった。ま、無いよりもましというやつか。せいぜい、坐像だけじゃなく立像も申請して、二千円ぐらいは狙うかね・・・)

 頭の中でぶつくさ言い始めた高泉の態度は一変した。商人の笑顔はどこへやら。加藤君は軽蔑の眼差しになりかけたが、お姉さんは大人だ。弟までを諭すように言った。

「ほんとに低い額でしょ? 形だけ、と言った程度ですよね。皆さんそうおっしゃいます。私も同感です。でも、これは事始め。着実に実績を積み上げていき、予算確保に努めますから、是非、申請して下さい」彼女は丁重に頭を下げた。

 高泉も加藤君も、その姿勢に気を取り直した。

「それにしても、発見されたばかりの掛け軸。想像以上ですわ。すごい迫力。なぜ作者がネット検索で見つからないのでしょう?」お姉さんは観音図を見つめ直した。

「ざっくばらんな話、その掛け軸も申請の対象になりますかね?」お姉さんの真剣な様子に、高泉はやや希望を抱いた。

「ええ、もちろん。申請はご自由です。ただし、由来について確認できないと、承認は降りません。この点では、あちらの像も同様ですが・・・ いずれにしても、全て申請して下さい。可能な限り調べてみますから」

「ご苦労さんです」やっと高泉は素直な気持ちになり、感謝の意を表した。

「いいえ、当然のことです。それが私の新しい仕事ですから」

 別れ際、高泉は申請の仕方について、ポイントだけ教わった。

 どのみち区のほうで正式調査をする。だから不明点は記入する必要なし。逆に、分からないからと言ってデタラメな申請をすると、再申請まで拒絶されてしまう可能性あり。したがって、高泉のみならず誰にとっても、特段、難しい手続きではない。ただし、路線バスを乗り継いで区役所の本所まで行く必要がある。高泉にはそれが面倒に感じた。

 しかし、刑事を辞めて商売を始める島津さんといい、田中公務店の加藤君といい。またそのお姉さんといい。皆さん真剣に仕事している。

(俺様も少しは真面目に仕事をするかいな)

 工務店のバンで一緒に帰る二人を見送りながら、もっと草刈りに力を入れることを決意した。

<次の章へ続く>

 
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2006年10月20日

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