フィードバック

■ フィードバック

これは何も人事や教育の専門用語ではなく、全く異なる分野であっても用いられる言葉であり、たとえば伝説のロックギタリスト「ジミ・ヘンリクス(いわゆるジミヘン)」が伝説のロックコンサート「ウッドストック」のドキュメント映画の中で、アメリカ合衆国の国家をこの世のものとは思えないほどサイケデリックなアレンジで演奏しており、その中でフィードバック奏法を多用している。

その仕組みは、ギターのマイクからアンプへと行きそこで増幅された音が、空間を通じて再びギターのマイクへ入り、また再び同じことが繰り返されることで、ますます音が増幅していく作用を言う。このフィードバックという作用を、センス良く上手に扱えば、ジミヘンのように伝説となるが、下手に扱えば単なる騒音となってしまう。つまり、一般語としての「フィードバック」は、それ単体では善悪の概念が伴わない、いわばニュートラルな言葉なのである。

さて、当人事制度においては、考課結果の通知を行う。行う以上は、それは正式に可能な仕組みとなっている。行い易い仕組みともなっている。
いわゆるフィードバックという言葉は、この「考課結果の通知」に該当、もしくは類似することになるであろうと判断しているが、正面切ってフィードバックという言葉を用いてはいない。
なお、「考課結果の通知」に関する記述は、パート4セクション2「考課結果の通知」を参照のこと。