教育

■ 教育

【当人事制度における定義】
望ましい姿になってもらうための、働きかけ。
(岩波書店・広辞苑を参照にして記述)

【備考】
当人事制度においてのみならず、フリーWebカレッジのコース000700「社員教育の定義とポイント」においても上記の通り定義している。
当人事制度は人材育成主義であるゆえ、当然、「教育」は最も重要な概念かつ行為となる。
では、当人事制度において上記定義の「教育」をどのように行うのか?

まず、参考図ー1に示した「人材育成のPDCAサイクルと考課の位置づけ」を前提にして、参考図ー2「当人事制度の構造・フロー」にあるように、「基礎能力開発基準一覧」を示すことと、作業項目一覧表とチャレンジシートの設定により、本人へ努力を求める。その上で、会社は様々な支援を行い、上司は日常指導を行う。これら複数の働きかけが、当人事制度による「教育」にあたる。

参考図-1

 

参考図ー2

コース000700「社員教育の定義とポイント」においても強調したが、人事制度と教育が乖離してはならない。大きな企業・団体等の中には、人事制度担当者と教育担当者が別の部門に所属している上、あまり連携を取っていないケースが見られる。当人事制度はそうした事態を招かないようにするため、「基礎能力開発基準一覧」を通じて両担当者が緻密な連携を取ることができるようにした。その仕組みだけにスポットライトを当てると、参考図ー3「基礎能力開発基準を軸にした人材育成のフロー」のようになる。
ともかく、人事制度担当者と教育担当者は、一致協力して人材育成に取り組もう!

参考図ー3

<用語の目次へ戻る>