■ 課長クラス
【当人事制度における定義】
階層3の、職位名称による表現。
【備考】
右の参考図にある階層3が「課長クラス」。一つの専門業務領域の最大単位を「部」とした場合に、その下位に「課」をおくという、一般にてよく見かける組織構造における「課」の総責任者であるところの職位を「課長」と呼ぶこととし、それを前提に階層3を「課長クラス」とする。企業によっては、マネージャーやグループリーダーというような呼び方をしている場合もあろうが、ともかく「部」の一つ下位の部署を「課」とすることを前提としたので、その「長」という意味で課長とした。
ずばり「課長」ではなく、「課長クラス」でという形で「クラス」という言葉をつけて呼ぶのは、当人事制度が「組織外に対する職位の呼称(対外呼称)および組織内での指揮系統を明確にするための部門独自の呼称は、各部門の設定に任せる」ことを前提としているからである。
ただし、実際に課長クラスの役職に就いている人たちのみが階層3に入るのではなく、それだけの能力としては充分であるものの、たまたまポストがないため部下のいない職務についている人たちも階層3に入り、「役職予備役」と呼ぶ。また「高度専門職」という枠も階層3の中にある。
なお、その他の階層は、階層4を「部長クラス」、階層2を「現場リーダークラス」、階層1を「実務最前線クラス」と呼ぶ。