■セクション1
「ヒューマンエラー対策論コース開講の趣旨」 職場のヒューマンエラー対策
当コースは、ヒューマンエラー概論シリーズの「概念論」(コース000002)および「原因論」(コース000003)に続くコースである。この2つのコースが大前提となるので、必ずこの2つのコースを受講した上で、当コースを受講すること。
さて、対策について具体的に述べるためには、ケースを特定し詳しく記述しなければならない。どの程度詳しく記述するのかと言えば、それは徹底的でなければならない。徹底的に詳しくケースを記述した例は、コース000001「小説式eラーニング『ヒューマンエラー』」の中に示したのでそちらを参照のこと。
当コースは、コース000001とは異なり、あくまでも概論として「対策論」を述べることにより、業種に関係なく適用できるであろうヒューマンエラー対策の共通ポイント等を説明し、ヒューマンエラーによる事故・災害・損失等の防止もしくは減少に資するため、開講する。
繰り返すが、事前にコース000002と000003を受講すること。そうしないと以下を読んでも正しい理解を得ることができず、特に「ヒューマンファクターとヒューマンエラーの違い」と「準ヒューマンエラーの定義」がちんぷんかんぷんとなるので、必ず000002と000003を受講して下さい。