■セクション5
「おわりに」
eラーニングについて理論的なところで説明してきたが、冒頭にも述べたとおり、eラーニングはパフォーマンス向上のためのツールであると信じている。そして、それを実証するため、eラーニングの可能性を日々、探っている。
eラーニングの運用は難しいと感じられた方もおられるかもしれないが、eラーニングの目的をしっかりと認識し、同じ立場の人たちとのコミュニティさえあれば、そんなに難しいことはない。
最近は、eラーニングベンダーも洗練されてきており、より効果的なeラーニングが実現されるようになってきている。ぜひとも、eラーニングを人材戦略の一環として考えていただき有効活用していただきたいと考えている。
【引用文献・参考文献】
J.S.ムートン,R.R.ブレーク 著/田中敏夫,小見山澄子,佐野雄一郎 共訳(1985)『シナゴジー理論』産業能率大学出版部
ジャックJ.フィリップス 著/渡辺直登,外島裕 監訳(1999)『教育研修効果測定ハンドブック』日本能率協会マネジメントセンター
山崎将志(2001)『eラーニング』ダイヤモンド社
大嶋淳俊(2001)『図解わかる!eラーニング』ダイヤモンド社
デジタルナレッジ(2002)『成功するe-Learning 30のヒント』
鈴木克明(2002)『教材設計職務分掌マニュアル』北大路書房
学校法人産業能率大学,産能マネジメントスクール(2003)『研修効果測定法』
鈴木克明(2004)『詳説インストラクショナルデザイン』日本イーラーニングコンソシアム
鈴木克明(2004)『詳説インストラクショナルデザインI-評価とROI-』e-Learning Forum 2004 Summer ハンズアウト
根本淳子,鈴木克明(2004)『企業内教育向けGBS チェックリストの提案』日本教育工学会発表論文
君島浩(2005)『教育システム工学サーベイ2005』
下山博志(2005)『e-ラーニングNEXTステージを考える』
【参考】
日本イーラーニングコンソシアム・ホームページ
ID(インストラクションル・デザイン)ポータルサイト
URL: http://www.et.soft.iwate-pu.ac.jp/edutech/id/index.html
NEO(Network Education On demand)ホームページ
講師/著者:小笠原豊道 講師プロフィール