【6】「思考」関連の基礎能力開発基準 HRD


■全階層

1.状況認識能力
【定義】自分が置かれている状況を認識すること (ができる能力) 能力開発

2,現実的思考力
【定義】幻想に走らず現実に即して考えること (ができる能力)

3,単一概念形成能力
【定義】小単位の事象や観念等に対し、個別の名称と定義を付与すること (ができる能力)

4.前提認識能力
【定義】自分が行なった判断の前提となる条件を認識すること (ができる能力)

5.結論能力
【定義】一つの事について考え抜いた上、それなりに結論を出すこと (ができる能力)

6.理由明示能力
【定義】なぜ自分がそのような判断をしたのが、その理由を他者へ明示すること (ができる能力)

7.要点明示能力
【定義】自分が考えている事の要点を他者へ明示すること (ができる能力)

8.推理力
【定義】既知の事実を組み合わせて、新しい判断を導き出すこと (ができる能力)

9.分析力
【定義】多数の要素が含まれる複雑な事象の中から、諸要素を洗い出し列挙すること (ができる能力)

10.分類能力
【定義】類似した要素(複数)をくくり、グループ(複数)に分けること (ができる能力)

11.体系化能力
【定義】多数の要素を、所定の前提と規則性に基づいて、段階的に分類していくこと (ができる能力)

12.全体像捕捉力
【定義】複数の要素が含まれる事象を、一点で捉えるのではなく、全体像として捉えること (ができる能力)

13.記憶力
【定義】記憶しておくべき事等を記憶しておくこと (ができる能力)

 

■階層2以上

14.仮説設定能力
【定義】事実をまだ確認できない場合、いったん仮説を立て、それを前提にして、思考を進めていくこと (ができる能力)

15.仮説検証能力
【定義】仮説が適切であるか否かを確認すること (ができる能力)

16.他者判断前提捕捉能力
【定義】他者が行なった判断の前提条件を、当人へのインタビュー等によって、掴むこと (ができる能力)

17.多角的考察力
【定義】物事をなるべく多くの側面から考察し、考察結果を比較の上、最も適切な判断をすること (ができる能力)

18.事象前提捕捉能力
【定義】或る事象や状態等が成り立つ前提条件を、様々な調査によって掴むこと (ができる能力)

19.複合概念形成能力
【定義】単一概念を組み合わせ、有用な意味を持つ複合概念を形成すること (ができる能力)


階層3以上

20.複雑概念形成能力
【定義】複雑ながらも、有用な意味を持つ複合概念を形成すること (ができる能力)

21.革新的思考力
【定義】旧来の価値観に拘束されずに新しい考え方をすること (ができる能力)


<次のページへ>

<目次に戻る>