【3】「人間関係」関連の基礎能力開発基準 HRD


■全階層

1.挨拶実行力
【定義】たとえ相手がしてこなくても、自ら進んで挨拶すること (ができる能力)

2.マナー実行力
【定義】相手に不愉快な思いをさせないよう、気遣うこと (ができる能力)

3.傾聴力
【定義】相手が話しやすい態度で、相手の話を途中で遮らず最後まで聞くこと (ができる能力)

4.感謝能力
【定義】同意できるか否かは別として、他者が言う意味をその立場に立って理解すること (ができる能力)


■階層2以上

7.心情察知能力
【定義】相手の心情を察すること (ができる能力)

8.心情対応能力
【定義】相手の心情に適した態度を取ること (ができる能力)

9.緊張緩和能力
【定義】相手に過度の緊張感があり、それが業務に支障を来すと判断した際、その緊張をほぐしてあげること (ができる能力)

10.激励能力
【定義】相手が励ましを必要としていることをくみ取った際、励ましてあげること (ができる能力)

11.意欲喚起指示能力
【定義】意欲を持って取り組んでもらえるような指示の仕方をすること (ができる能力)

12.賞賛能力
【定義】良い点をみつけ、褒めてあげること (ができる能力)

13.注意叱責能力
【定義】人格を傷つけずに、他者の過ちを注意叱責すること (ができる能力)

14.自己感情露呈防止能力
【定義】露わにすると人間関係を緊迫させるような感情や表情を、必要に応じて隠すこと (ができる能力)

15.混乱整理能力
【定義】混乱している相手の言うことを理解し、整理してあげ、落ち着かせてあげること (ができる能力)

16.非言語表現活用能力
【定義】話し方のスピードや声の抑揚などに変化をつけたりボディランゲージを用いたりして説得力を増すこと (ができる能力)

■階層3以上

17.相談時誘導能力
【定義】相談に対応する中、相手を建設的な方向へと導いてあげること (ができる能力)

18.折衝力
【定義】意見が対立する相手と、なるべく摩擦なくして、折り合いをつけること (ができる能力)


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